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設計の流れ

ご依頼いただく皆様の一般的な順序です。

アリ設計マスコット
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インターネットのHP・パンフレット・口コミ・現地確認や建主への訪問が考えられます。弁護士や医者を本気で探す方法にも似ていますが、最近は、比較的に情報が手に入り易いかと思います。
インターネットのHP・パンフレット・口コミ・現地確認や建主への訪問が考えられます。弁護士や医者を本気で探す方法にも似ていますが、最近は、比較的に情報が手に入り易いかと思います。
  
これまでの情報やイメージの再確認、依頼する前の不安や疑問を解くことが大切です。迷いが大きな場合は、契約を保留したり、中止することも、依頼主~設計受託者にとって、大切です。
依頼の意思、建物の規模が、余りにも不確定な場合は「基本委託契約」と着手金をお預かりしてから、作業に取り組みます。・・・建主の意思が薄弱な状態では、本当に望ましい提案は、出来ると思いますか。建てることへの情熱や建主への誠意(感謝)が必要な作業ですので、相互の信義誠実が大切です。目的や規模(=予算、面積等)が決まった段階で本契約を結びます。
初期のヒアリングでは全体を把握することを目的とします。 その後、測量(環境や土質の形質)や調査(法的、技術的、社会性や可能性等)と併行して、設計上で確認したいことをヒアリングシートを基本に行ないます。洋服の採寸や医者の問診の要素もあります。言葉やイメージの交流の中で、エスキース(素案)が生まれます。
言葉から、線や形に、そして、空間に変換された時に、建主の目に建物の姿形が現れます。設計者の迷いや確認の段階が、多面的なシミュレーションや素案の積み上げに表れます。設計の中で一番に重要で、企画案や、基本設計として、最後の1案にしぼられます。体力や能力を要する部分です。
企画され基本案となったものを、実際に作る為には、素材の明示・加工方法や組み立て方や寸法が必要とされます。強度や性能はもちろんのこと、安全で使い易く、又、美しく、長持ちし、省エネ、省コスト(資材・加工手間)、サステイナブル(環境循環型)、バリアフリー等を、総合的に実現する為の図面や性能を明示します。特別料理のレシピと似ていて、その会社や担当者の技術力や性格の違いが、大きく表れます。
設計図書に施工を希望する建物の詳しい内容を明示します。材料・加工・仕上又は、形や寸法・強度・性能や検査方法等。しかし、工事を行う技術者の能力や材料仕入れ方法や工程に、社風や現場代理人によってもレベル差が生じます。工事の価格が異なる原因の大きな要素です。 ・私達は、良い社風や、評価(職人や納品者等からの)の高い会社情報を大切にし、又、施工者が選ばれる段階での不誠実なプロセスを防ぐ努力をしています。そして、良質で競争力(=安く)もあり、誠実に工事(施工)をしていただける会社を探し求めます。
工事着工から工事完了までに、設計監理としての業務が欠かせません。期待する建物を実現する為の重要な作業です。設計意図の伝達、要素(仕上り、品質、性能等)の確認を中心として、デザイン・品質(=性能)・技術・工程や安全に対して、建主(注文者)の立場から、公正・適切に行います。
完成した建物の納まりや不備・欠陥が、引渡しの時の検査や試運転によって確認されます。さらに、その後の使用によって発生したり気付くこともしばしばです。これを、1~2年の間、検査やアフターフォローで対応(無償又は有償)し、新しい建物を安心して使っていただけることが願いです。建物が使われ続ける間、いつまでも信頼いただける相談者であることが、選ばれた設計者の願いです。

建築家・設計事務所の業務料

建築の企画・設計や監理の業務(工事施工業者を選び、価格確認・品質・デザイン・使い易さを実現する)を専門家(プロ)に委託し、建主として、その結果(=建物)を得る代価です。
優れた良質な仕事が安価なら否定はしませんが、建主にとって、不良な提案や不誠実な作業の代償が安価としても、プロとしての信用や依頼はお勧めしません。ただし、設計・施工の一括請負や建売・分譲住宅であれば、別な代価に置き換え、又は半設計{未完成の図面や図面(表現)不足}でも可能です。
もちろん、選ぶ人の自由ですが、多くの場合は、高額でやり直しのきかない「建築の創造」には適さないといえます。
日本では、歴史的な要因もあって、建築設計の代価や報酬が、過度に否認される環境であり、能力があり良識を持つ設計者(プロ)は、建主にとって大切な建物を生み出す為に、存在価値(建主にとって、値打ちのある作業)を実証することに、不採算でも、もがき苦しんでいるのが現実です。
建主への忠誠(同じ価格や条件でより良い物を創ることへの)と設計者としての独立性(施工者やメーカーからの)を守りながら、必要で良質な設計業務を継続し完結させる為に、建主からの業務料が“唯一不可欠”の代償です。
建物の内容や規模によって、業務の量(=作業料)が変わります。又、業務の範囲や質によりますが、特別な設備や構造に関して外部事務所や専門の協力者への報酬や事務・経費として必要となります。
可能な限り、良心と熱意での無償の作業も行なわれることもありますが、設計により生まれる建物がとても大切であることを信じて行なっている良人にも、限界があります。 ――「設計料」の価値の無い人(会社)も少なからず在ります。依頼すべきではないことに気づいてください。――

○坪(=3.3㎡)単価 (建築物の価格の基準価格)
木造:55~75万円/坪  鉄筋コンクリート造:60~85万円/坪  鉄骨造:60~85万円/坪
(工場・倉庫は、上記の50~80%が坪単価となります。)

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《作業予測量と(基準業務報酬料)は比例します。》

業務料は、それぞれの設計事務所の能力、人件費、業務の質や量(範囲)によって、異なります。だれでも同質な物が得られるなら、安価な方を選ばれることをお勧めしますが(まずいラーメンやお酒だったら一瞬でわかってもらえることでありますが・・・)建築は見分けにくいです。しかし、良い仕事(=建物)をする事務所は高くなりますが、ご負担以上に発注者の利益も高まります。
そして、一生に一度の大切な選択なら尚のこと・・・、あなたに相応しく、見合った専門家(プロ)を選ばれれば、代金分は十分に満たされると思います。
当社は旧建築家協会料率の約75~85%程度になっています。
上記グラフの赤線は、国土交通省告示第十五号〔:建築士法(昭和二十五年 法律 第二百二号)第二十五条の規定に基づき、建築士事務所の開設者がその業務に関して請求することのできる報酬の算定・方法等を定めたもの〕を基準に当社の算定値を反映したものです。当社基準(青線)は、国交省基準よりも低めになりますが、契約時には上記基準を基に詳細な内容を明示致します。
グラフによって、工事費に設計料は比例しないこと(10倍の工事費でも2.6~5.0倍の業務料)や、建物の用途によって、又、工事規模の小さい程、割高になることが、お解かりいただければ、幸いです。さらに、同一用途や同一規模(面積又は工事費)でも、予定され付加される業務量の多寡によって、上記基準報酬が増減します。
一般的に流布されている3~5%、10%の風説は設計の価値や本質を誤解されているようです。